夏も盛り、8月になりましたね。
手足口病が全国で猛威をふるっているようです。
この夏お子さんが手足口病を発症したと言われる方も多いと思います。
ここでちょっいっとお勉強。
手足口病とは?
子どもの三大夏風邪のひとつとされています、手足口病は夏季に流行し、7月にピークを迎えるウイルス性の感染症です。
子どもの三大夏風邪
- 手足口病
- ヘルパンギーナ
- プール熱 (咽頭結膜熱)
手足口病は、今流行ってて、ここ10年での同時期の患者数はいちばん多いようですね。
原因ウイルスは「エンテロウイルス」と「コクサッキーウイルス」で、複数の種類があるので何度もかかる可能性もあります。
エンテロウイルスやコクサッキーウイルスは脂質性の膜に包まれていない、エンベロープのないノンエンベロープウイルスで、ダメージを受けにくい、アルコール消毒液が効きにくいというちょっとめんどくさいウイルスです。
患者のほとんどは小児で、5歳未満の小児が80%を占めています。
たまに大人にもうつるようですよ。
どんな症状かというと、潜伏期間は3〜6日で、その病名の通り、口の中の粘膜や手のひら、足の裏、足の甲などに水疱性の発疹が出ます。
今年の特徴として、肛門周りに発疹が出ることが多いそうです。
1~3日間発熱することもあります。
今年は特に熱が高いことも多いんだそうです。
水疱はかさぶたにならずに治る場合が多く、1週間程度でなくなります。
症状自体は軽くで済みますが、口の中にできた水疱がつぶれた後にできる口内炎によって、食べものや飲みものがしみて、受けつけなくなることから、脱水症状を起こすこともあるので、気を付けないといけないですね。
また、原因ウイルスの「エンテロウイルス」は無菌性髄膜炎の90%を占めて、まれに脳炎を伴って重症化することもあることに注意が必要です。
ウイルス性の感染症ですので、特効薬はありません。
刺激が少ない、のどごしの良いものを食べて、脱水に気をつけて安静に過ごせば1週間も経たずに治る病気です。
感染経路は、くしゃみや咳などの飛沫感染や、唾液や鼻水がついたおもちゃなどからでの接触感染ですので、予防としては手洗いが重要ですね。
猛威をふるっているとのことですが、ホメオパシー的には、その時の症状に合わせてレメディーを摂るということに、病気が何であれ、なんの変わりもありません。
結局、治るのは自己治癒力によるところです。
はしかや3日ばしか、水ぼうそうなどが抑圧されてつつあるこの現代、なんらかの形で皮膚から子どもたちがデトックスできる機会があるということはもしかしたら、この手足口病、そしてこれから続いて流行するであろうヘルパンギーナに繋ることは救世主であるのかもしれませんよ。
適切にレメディーを摂って、自己治癒力を高めてあげれば、難なく乗り切れることでしょう。
熱が出ればAcon.(アコナイト)、熱が高ければBell.(ベラドーナ)などはいつもと同じですね。
ほかには
Ars.(アーセニカム)
Rhus-t.(ラストックス)
Sep.(シーピア)
Bor.(ボーラックス)
Thuj.(スーヤ)
などが手足口病のときのレメディーとなります。
詳しい内容はお気軽にご相談ください。